阿佐ヶ谷どうでしょう。

阿佐ヶ谷のディープな飲み屋~88箇所を巡ります。


黒猫茶房


センセイのコメント

高1男子のコメント


 35軒目はスターロードの一番奥の角。

 この建物は、2階にビールバー「Stone」があるが、1階は右が「猫の髭」、中の寿司屋をはさんで左が秋に開店したばかりの「黒猫茶房」。次々に新しい店ができて活気づいている。ワタシとしては、「猫屋敷」と命名しておきたい。

 さてこの猫屋敷角の黒猫茶房、最初は「ガネーシャ」なる名前で仮営業していた。もともとは吉祥寺のハモニカ横町で「ガネーシャ」の名でカレー屋をやっておられたそうな。

 カウンターは4席、小上がりがあって丸ちゃぶ台と一人用の卓があり、なぜかギターが鎮座している。内装は白で統一。

 カフェにしてはちょっと狭いかな、と思っていたら吉祥寺時代は、移動は「上下に腕を上げ下げするだけ」の極狭だったという。これでも何倍も広くなったそうだ。
 

 今回は「珈琲とカリー」のカフェである。カリー単品1000円。コーヒーは濃く苦みのあるケア530円、酸味のあるロアが550円也。おかわり300円だ。

 しかしカレーセットだと1500円でサラダとコーヒーがつくので、ケアをお願いする。

 ご主人は作務衣姿、インドの仙人風に髭をたくわえ、後ろで髪しばっている。本を置いてあるのでめくると、インドの日常案内「インドおもしろ不思議図鑑」。あと、「エドガー・A・ポーと世紀末のイラストレーション」。なんか、インドと耽美趣味というか。ガロのつげ義春特集も置いてある。

 ご主人は白いホーローでコーヒーをじっと淹れている。

 で、女性はサリーに似た服に身を包み、運んできたカレーはというと。和風の陶器に干し葡萄三つ乗ったごはん、小さい陶器に鳥カレー。大きな肉がいくつもゴロゴロしている。崩れるほど煮込んである。

 まずはひとくちご飯にかけてやると、・・・こ、これはうまい。ちょっと酸っぱく、複雑にスパイスが効いている。いわゆるインドカレーだが、この鳥の脂との混ざり方は自分的にはかなりど真ん中の好みのタイプだ。

 コーヒーが出てきた。白いカップには葡萄があしらってある。同じ作家のものだろうか?

 つーっとひとくち。これは喉から頭にガツンとくる、重い苦さのタイプ。これもワタシ的には好みだ。

 インドの環境音楽みたいなのが流れる、シタールだろうか?「スッブラクシュミ」というパンドらしい。なんか、スティーブ・ジョブズの気分かな?いや、薬物抜きのインドであります。

 畳の小上がりに置いてあったチラシを見ると、おふたりはライブ活動もやっておられるらしい。「水晶の舟」というグループ名。

 知り合いの陶芸家兼音楽家の工藤冬里氏に聞いてみたら、知っていた。お仲間ということか。「彼ら、サイケデリックですよ~」のとこと。なるほどYoutubeにアップされている。サイケデリックだな~

 cakeは550円、でフランボワーズやショコラがあるそうな。こちにもかなかなうまそうだ。

 阿佐ヶ谷も、日本のインドになりにけり。
(センセイ)

DSC_1247

そういえば、黒猫茶房も、阿佐谷では「濃くてガツンとくるネルドリップ・コーヒー」が飲めるお店でした。
一口飲んだ写真なんで、少なく見えますが。

DSC_2330



この黒猫茶房は様々な小物に気を配ってる


水の入ったボトルの模様や置いてある木彫りの人形が黒猫だ


また本棚も面白く本来色使いが有名なクリムトのデッサン集があったりする


普段はわからないクリムトの描写の上手さがわかった


カレーも美味しくご飯の上に乗っけてあるドライフルーツがかわいらしい人の顔の形になっていた

(匿名希望 高1男子)


http://www.youtube.com/watch?v=9hgY9bQYq2o



Shop Information


店名:

電話:

住所:

水曜休

Web:


“黒猫茶房” への1件のコメント

  1. 八王子の 三渡 忠臣です、 より:

    こんにちは👋😃 阿佐ヶ谷、どうでしょ を
     拝見しました。
    松原先生素晴らしい筆力ですね。

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