阿佐ヶ谷88箇所をめぐるぞ!!と、とあるバーで知り合ったハヤトと始めたこの企画。ここんとこ進行が遅い!とお叱りを受けることもあるほど、巡れていませんでした。というのも・・・
ハヤトが関西に転勤・引っ越してしまうのです・・(ついでに婚約もしたんだが。こっちはおめでとう!)。
というわけで久々の阿佐ヶ谷巡礼19カ所目は、婚約者も一緒にワタシがご招待。世に「焼鳥屋なのに高くて入りにくい」と評される、有名店「バードランド」です。駅南口を出て右折、線路に沿ってスマイルホテル脇に出て左折。なんて言わなくても知られていますな。
ここはいささか知っている店なんで紹介すると、のれん分けです。つまり「一人1万円もする」有名な和田さんの「バードランド」がここから銀座のすきやばし次郎の隣に引っ越した後、弟子の茅野さんが独立して開いたのがここ。だから支店ではないのです。北千住のバードコートと同じですね。
なんで、当初は和田バードと同じ水準の値段設定で、いささか高い感じはあったのですが、先日行ってみたら大いに茅野色が出ていて、お安くなっていました。つうわけで、ハヤトカップルとお祝いの席。4800円のコースAをお願いします。前菜4品 ・焼物7種 ・サラダ ・親子丼 ・デザートつき。
ガラス張りで外からも見える店内はカウンターが「コ」の字、硝子で囲まれた焼き場を中心に20席はあるかな?それにテーブルが一つ。
まずはアウグスビールから、美人の彼女もかんぱ~い。
ゆでたての空豆が出てきます。しっとりとして旨い。
鶏は言わずと知れた「奥久慈軍鶏」、自家製の鳥むね肉燻製。肉汁が旨い。
皮の細切り、唐辛子。ぴりっとしてこれもビールに合う。
手羽先蒸し、辛いたれと、シャンツァイ、ひまわりの種。ぷるぷるした食感とシャンツァイの風味で趣向が変わる。
皮揚げ。これはオリジナルだ。鶏を熱して脂を溶かし、その油分で皮をパリパリに仕立ててある。じつに旨い。
フレンチのシェフも驚かせたといわれる名物のレバーパテ、フランスパンのお代わりを2枚した。
ざる豆腐。青豆でうっすらと青い。これに岩塩とオリーブオイルがかかっている。和田さんの代から、阿佐ヶ谷の直輸入店「ブォーノイタリア」のオリーブオイルだ。
ここから焼き鳥が登場します。まずはレアの山葵焼き。筋肉のきしきしの食感が楽し。
新玉ねぎとトマトのサラダをはさんで、皮焼き。これも鶏そのものの油が唇を濡らす。ここで白ワインを1本、マダムにお願い。油を洗い落とします。
つくね。肉厚椎茸。ぷりぷりした肌を舌先でもてあそびます。
茅野さんはお弟子さんと交代に焼いています。剥き焼きトマト、ねぎま。ねぎがジューシーでたまらない。焼き物はここまで。ワインに深みがあっていいですね。
名物の親子丼。スープは以前は薄味だったが、肉の味がするように変えてあります。大根漬け物。前菜5品 ・焼物10種のコースBは7300円だが、ワタシは こちらのコースで腹一杯だ。あ~旨かった。3人で約2万円。
というわけでハヤトが上京してきたらどこかの店にお邪魔するかもしれないが、とりあえず相方は交代して、88箇所を目指すことにします。幸い、新店が続々開店していることだし。
ハヤト、新天地で頑張れよな!
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