阿佐ヶ谷どうでしょう。

阿佐ヶ谷のディープな飲み屋~88箇所を巡ります。


FILE No.005

馳走 HI FU MI(一二三)(閉店)


センセイのコメント

ハヤトのコメント


五カ所め。

このサイトの企画が持ち上がってから、阿佐谷をチャリで走っていても、すべての店舗が気にかかるようになった今日この頃。以前なら見逃していたホワイトボード等も、つい注視してしまう次第。

この店の自立式看板も、以前なら見落としていただろう。見慣れない、目新しい洒落たもの。新規開店かな?旧中杉通り、なか卯から早稲田通りに向かい、50mほど、右に「武蔵」、左に「ネオ書房」。二階は「Vesper」である。以前、「魚津」や鳥料理屋だった店舗。

どらどら、とホワイトボードを覗く。「つつましく開店させていただきます」、とある。なんじゃこれ?

続けて、「のどぐろ せいご蟹 白貝 山形牛・・」とか書いてある。のどぐろと言えば、北陸では最上級の魚ではないか。高級店かと思いきや、「コース2000円より」とある。なんだかよく分からないが、とにかく気になるな、と即入店。
若い店主が一人でやっている。奥のこたつに通してもらう。その奥にはさらに10人近く囲めそうな卓もある。

メニューを見せてもらうと、なになに「山形から農家や市場と一緒になった店づくりをしています。食材は日替わりで届きますので決まったメニューがありません」「ファンタスティックなコース料理みな様のご予算に合わせてカスタマイズします」

おお。なんというか、気合いが感じられるではないか。と思ったら、こんなことも。「お昼は11時30分より。気合い入れて、一組限定とさせていただきます」

一組限定!!なんと、気合い入りまくり。これは3000円以上、要予約とのこと。

で。大好きなせいご蟹(松葉蟹のメス、子持ち)を入れて、2000円のコースを注文。蟹は新潟から届いて生きている。

「くじら」お湯割りをいただいていると、前菜が大きな皿に彩り美しく散らして出てきた。「秘伝豆、新物ホタルイカ煮物3匹、自家製豆腐」、つまみに丁度良い。ホタルイカはレアで濃厚。話すと、店主は天童市で店をやっていたがこちらに移転してきたとのですと。

「金華さばを漬けて炙ったもの、ズッキーニのスライスにカシューナッツとぶなの実をかけたもの」。大皿を一人一枚、贅沢に使う。これも、ただ鯖の刺身ではなく、気が利いているな。

三品目はスープ。「はまぐりスープにワインと日本酒、バジルいオリーブ油をたらしたもの。黒ダイと平貝、うどと小カリフラワー」。カリフラワーが芽のようでこりこりしてうまい。

四品目は、別に注文した野菜。「雪うるい」。パリパリ、にゅるして不思議な食感。「塩トマトの煮物、 寒ざらし大根、長いもの燻製」。酒が進むな。くじらをもう一杯。

いよいよメインの「蒸しせいご蟹」。甲羅を開けると、内子と外子がびっしり詰まっている。ああ、うまい。

最後は「はまぐりに焼きじゃがいも乗せ」。

別にご飯を頼むと、金華あじに納豆を混ぜたものが乗った ご飯が出てきた。あじは納豆とだと、少し魚臭いかな。ただ、お椀は強く出汁がとってあって味を洗い流してくれる。

店内ファンキーなジャズが流れ、くじら三杯で3300円なり。阿佐谷は食も洗練されてきたもんだ。

天童辻流蕎麦1000円は、要予約ですと。夜は17:30~0時まで。03-3310-7177
であります。また、こよっと。
(センセイ)

「阿佐ヶ谷にとんでもない店ができた!」

これが全ての始まりです。
北口をでて旧中杉通りを北に向い、なか卯をそのまま超えて行くと、古本屋、その隣に「武蔵」の並びにあるお店。

最近できたばかりで、何のお店だろうと思っていました。
ただ、表の看板にはいつも「米沢牛」「のどぐろ」などなど、この近辺では中々見ない食材が書かれており、気にはなっていたものの、かな〜り入りにくかったのです。高いお店かな〜とも思ってましたし・・・

しかし、センセイが突破口を切り開いてくれたおかげで、ついに僕も友人と二人で入店。
当初は日曜日予約する予定でしたが、予想以上の繁盛っぷりに食材が無くアウト。○二才の日記の影響と思われ。

そこで土曜日に予約なしで飛び込み。
最初は小さいカウンターだけのお店かなと思っていましたが、カンター7席程に、奥に掘りごたつテーブル、そしてかなり大きな木造のテーブルで7〜8人の団体でも対応出来そう。

店内の雰囲気は、入った瞬間に何となく「おお!」てな感じの雰囲気。
しかしそこはものすごく腰の低くて明るい笑顔の店長さんがお迎えしてくれます。

食材は、前に聞いていた通り2000円コースならできそうです!
との事で、早速オーダー。日本酒もちゃっかりね。

名酒14代を呑みつつ、

まずは一品目:もずく


このもずくがまた美味しい!
器のセンスも美しかったのですが、もずくが歯ごたえがあり、甘すぎず、酸っぱすぎず、素材の味?をそのまま楽しめます。最後お下品にも汁も呑んじゃった。

そんなこんなで日本酒2合目「雅山流」に入ります。
またまた、うまい〜なんて言ってたら二品目


なんとかタコのカルパッチョ
常に器の選択に驚かされ、このタコすけくんがまた絶妙。酒がすすむすすむ!タコ独特の甘みが塩で引き出されていて、食べてしまうのがもったいなく感じる歯ごたえと、柔らかさ。この矛盾がおもろい。

そんなこんなで日本酒3合目。何呑んだが忘れちゃったけど、相当なもんだったと思う。
そして、お魚の煮物。


またまた、凄い器で見て楽しましてくれる!そして中々食べる事のなく、東京ではほぼ出回っていない魚「???」名前忘れちゃった・・・。けど、体の49%が脂肪という究極メタボリック魚ですが、本当にとろけるようなうまさ。プリップリで、口の中ではじけてとろけると言う漫画チックな表現をしてしまいます。いや、本当に。付け合わせの野菜がまた素材の甘みがでて、そしてあぶりの味がして・・・・
そしてなんとのどぐろまでおまけに頂いちゃいました・・・

まぁ〜もう良いだろうっとおもっていたら、はいはい、来ましたよ米沢牛。
もう、味は分かるよね。ここまできたら。。。目の前であぶってくれるし。。。。


まぁ〜そんなこんなで、日本酒3号、梅酒2杯、コース2品を満喫した訳ですが、お会計した時には耳を一瞬疑いました。

なんと二人で6300円。

え!?

思わず聞き返しましたが、この値段。
すごい。すごいよ一二三。阿佐ヶ谷の街が、とんでも無い事になるのが予感される今日このごろでした。本当、ご満悦。また絶対行こう。既に我々の周りでは人気が大爆発しており行くなら今のうちだ!

夜は17#30~0時まで。03-3310-7177
火曜日はお魚が良いのが入り、木曜日はお肉、日曜日はお酒だそうです。

是非一度、お試しあれ!


Shop Information


店名: 一二三

電話: 03-3310-7177

住所: 杉並区阿佐谷北1丁目27−4

Web:


“馳走 HI FU MI(一二三)(閉店)” への1件のコメント

  1. 菊地 暁子 より:

    菊地 暁子 より:

    2012/01/22 4:47 PM

    昨日の夜はお世話になりました、かんばんまで居させてもらいました。お酒がおいしかった!お料理も少しずつで色々味わえました。お皿が貫録あって良かったし、年頃の娘と二人だったんだけど奥の座敷でくつろげました。
    近くに住まう、娘の友人が加わりまして、ホント、楽しかった。静岡県三島市の自宅に戻り、そちらで頂いた”あずき あら”という魚が何者であるのかネットで調べるついでにコメント寄せました。安くてびっくり!!3人でたったの11、000円だった!

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