阿佐ヶ谷どうでしょう。

阿佐ヶ谷のディープな飲み屋~88箇所を巡ります。


Bar Vesper(移転→中杉通り元プラモデル屋)


センセイのコメント

Reikoのコメント


 二階だしエントランスから秘密クラブみたいな雰囲気だしで、入りにくさ阿佐ヶ谷No1バーがVesperです。24軒目。

 旧中杉通り、なか卯の角から50mほど直進。右に「武蔵」「一二三」がある建物の二階です。入り口にはハイネッケンのビニールの置物。なんかセコくて(失礼)、ここが中央線一(とワタシが認定する)バーテンがいる店とは思わせない雰囲気を発散しています。

 階段も、荒廃したアパート風だったのが、最近はバーらしい小物やウンダーの小瓶の箱詰めなんかのせいか、ドアの向こうにあるワンターランドを期待させます。

 長い「く」の字のカウンターのみ、本日は満席。賑わっています。ワタシは編集の「朝まで飲んでます」クロちゃんと打ち合わせ。そこに有閑人妻KKも「ダンナがどこかに飲みに行っちゃった」と合流。アラサー二人連れで結構なご身分ではあります。

 正面の棚は三段、それが横に5つ枠があります。ウィスキーもなかなかマニアックなものが(常備というより手に入った順に)おいてあるようです。

 天井に青い蛍光灯が揺れています。棚の下段にはグラスも青い蛍光灯に照らし出されて妖しい。常連客のケイコさんもサユリさんも、美女っぷりが上がりますね。

 「メニューはないの?」とKKは言いますが、ワタシも以前はよくよく通った店。当店は希望をお願いするか、お勧めに従うのがベターです(初めてのお客は、とっつきにくいでしょうが)。カクテルの名前を知ったかぶりするより、雰囲気で注文するのがよろしい。

 ワタシはいつも通り「酸っぱいの」とお願いしますが、店主の坂口氏が「本日のおすすめは『スイカのソルティードッグ』と『桃を一個使ったフローズン』に『モヒート』ですね」と仰るのを聞いて変更。「桃が一個」には惹かれます。

 桃のフローズン、出てきました。「ラムを二種使いました」とのこと、上は茶色、下は白のグラデーションがきれい。ストローを吸うとこれは桃ジュースのかき氷ですね。すっきりする。

 坂口氏はピンクのシャツの胸元を開襟して、ペンダントをキラリと光らせます。これでシェーカーを振るときには両脇を肩よりも高く上げてリズミカルに上下させるので、まるでアホウドリが羽ばたいているかのようで見物です。ラテン系だなぁ。

 クロちゃんは『スイカのソルティードッグ』、これも綺麗。

 ワタシは次にアイリッシュのタラモア・デュー、緑のラベルをストレート・ウィズ・チェイサーで。

 二人はオムレツを注文、ふわふわしたのが出てきました。美味しそう。

 クロちゃんはモヒート、夏の定番ですが、缶ジュースみたいな出来合の味が一般的。それとは違い坂口氏のそれは自然な甘さにすり下ろしたミント臭が絡んで絶品ですね。

 ワタシは薬草酒のウンダー。これで胃がスッキリします。

 本日は釣ってきた魚が暑さでバテてご不在です。ワタシ的には、これで水槽に水草が密生していたら最高なんだがなぁ。心が落ち着くはずなんですが。

 妖しい雰囲気。ラブラブな会話にぴったりですが、連れがこの二人じゃ口説くわけにもいかん。もったいないなぁ。次回を期す。

 



 ひと仕事終え、さあ週末だあ~という夏の金曜の夜分。センセイからお誘いをいただき、旧中杉通りにあるBar「Vesper」を訪問することになりました。

 和食居酒屋の二階、細い階段を昇り、扉をあけると15人ぐらい並べそうな「し」の字のカウンターが一つ。店内は、なんとなく80年代を思わせる青い照明が、壁際やカウンター内のボトル棚など、随所に設えられています。窓際には、魚のいない水槽が煌煌と光っていました。

センセイによれば、居抜きのお店だそうで、こういったインテリアはかつてのお店を引き継いだものなのでしょうか。

 センセイは「すっぱいのください」という注文をしていしましたっけ。するとピンクシャツのラテンな風貌のマスターが「本日のオススメは、桃、スイカ……(忘れたけれど夏の果物いろいろ)」と言うので、スイカのソルティドッグを頼みました。

果たして、これが絶品だったのです。さらっとしたまさにスイカ果汁そのものの爽やかな甘みで、グラス口の岩(?)塩がきゅっとその味を引き締める。その塩梅がなんだかとても垢抜けた感じ。もちろんスイカのカットもグラスに添えられ、見た目も涼しく、クイクイ飲み進みます。スイカに食塩をかけるのは水っぽくなるのであまり好きでないけれど、塩分濃い目の岩塩などをかければ結構おいしく食べられるのかもなどと考えつつ、徐々に夏気分、金曜の夜のテンションは上がるのでした。


 スイカ汁を嘗めつつ、店内を見回すと、カウンターは40~50代とおぼしき男女で満席。マスターは、ラテンな風貌だけれども、寡黙にシェイカーを振る、プロフェッショナルな雰囲気で、お客さんとも程よい距離感を保っていました。カウンター上やボトル棚には、ブリキのおもちゃや、ルアーなど、アンティークっぽいかわいい小物がさりげなく置かれていて、青い照明とはまた趣の異なる、マスターの好みを窺わせます。

 2杯目は、何人かのお客さんが飲んでいたモヒートを注文しました。ラムの旨味とライムの酸味、それに大量の(すり下ろした?)ミントの葉っぱが効いて、うまいスープを飲んでいるみたい……というと語弊があるかもしれませんが、出汁の効いているような味のするお酒って大好きです。モヒートって美味しいもんだなあと初めて実感しました。この後何軒かでも注文したけれど、いまのところここのが一番です。
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 センセイはスイカのソルティドッグの後、スコッチウイスキー、さらに「ウンダー」を注文していました。ウンダーとは、「ウンダーベルク(Underberg)」というドイツの薬草酒らしく、ほんの5センチほどの小瓶に入っています。胃腸に良さそうなリキュール。スピリッツ好きには気になる飲み物でしたが、夏気分を保持すべく私は前の2杯と遅れて参戦したKK嬢とともに食したオムレツでお腹を落ち着けたのでした(このオムレツもごくシンプルなプレーンオムレツで大変美味しゅうございました)。

 また秋の気配がしだす頃にでも、各種揃う麦酒や蒸留酒のさまざま、さらに旬のうまいカクテルを味わいにきたいものです。オーセンティックバーで出るような飲み物を、もっと衒いのない、ほっとした雰囲気で飲める、これもまた阿佐ヶ谷らしいBarなのでしょうか。

※ 店を出ると、すぐに先ほどの「ウンダー」がずらっと並んだ棚が。センセイいわく、阿佐ヶ谷はウンダーを出すバーが結構あるらしい。

(アラサーReiko)


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