阿佐ヶ谷どうでしょう。

阿佐ヶ谷のディープな飲み屋~88箇所を巡ります。

FILE No.003

Chicago


センセイのコメント

ハヤトのコメント


3カ所目、南口、いちょう小路の中程、二階にある。赤い看板で一番遅くまでやってるのがここ。

カウンターに座ると、アルバート・キングとスティービー・レイボーンの共演の映像が流れている。相変わらずレイボーンは格好良く、アルバートは息子に話しかけるように歌っている。とりあえず、ピーナツに500円のエビス生。

地方なんかでブルース雑誌を見たら、ここの店長根本さんは阿佐谷ブルース界のドンと思われているだろうな。本場シカゴのブルース・フェスティバルへツアーを18年も連続してやっている(22万円とか)し、高円寺次郎吉で毎月興行を打っているし。北口うさぎや先三階のoil city や一番街のチェッカーボードも経営している。

しかし海賊版ブルースDVDを売っているところはちょっと怪しい。新しいのはジョニーギターワトソン、1500円也。どこにも売ってない作品である。

もっと怪しいことに、落語のライブまでやっている。寄席には出られない立川流を二度破門になった傑物、快楽亭ブラックの高座をoil cityでやったことがある。中腰になってあへあへ腰を振る下ネタ高座を初めて見ることができたのも、根本さんの勧めがあったから。

それどころかこの根本さん、本気で落語家になろうとして、最近、落語家に弟子入りしていたらしい。しかし歳を食い過ぎているため、二十歳代、三十歳代の兄弟子がやりにくいからと断られたという。それでも二本は実演できるそう。

「日本のブルース界には談志がいませんからねぇ。ゴルフの代わりにブルースやってるような人ばっかりですから」というのは、厳しい指摘である。

とまあ、ぐたぐた喋ったりするのに適切な店であります。

だがなんと言っても極めつきに怪しいのは、ここのライブのやり方である。私は前からテレビの投稿番組にでも知らせたいと思っているんだが、本当に不思議なんですわ、ここ。土日にライブをやっているのだが、なんと、演奏者と客が座るカウンター席との間に、大きな壁があるのです。つまり、緞帳が下りたような状態でライブを聴くのがここの店なのである。

20時~翌朝5時、年中無休。阿佐谷最終地点の一軒として、オススメですね。

年中無休、「元日やもやりました。田舎に帰られない貧乏人の味方ですから」と頼もしい。

店長オススメは、大麻ビール700円、缶詰め350円(焼き鳥、魚、イカ等)、元祖酎ハイボール、ボイス金宮酎焼酎梅割り各450円。(センセイ)

阿佐ヶ谷ディープな呑み処、3カ所目。

その名はChicago。ブルースのLIVEが特殊な形で聞けるバーです。
(ちなみに行った日は生演奏はやっていませんでした。)

場所は阿佐ヶ谷駅南口をでて、「猪八戒 」と言う餃子屋さんの道を左に曲がると、ぼやけた、赤い看板にChicagoが目印の場所。

赤い看板の上部はランプが邪魔していて店名が読めないと言う、看板からしてただ者ではない装い。


中々手強そうだ。

センセイの袖を掴み、若干ビビりながら入店。
そこには何とも言えない、まさにブルースな雰囲気と、ブルースの音楽、ブルースな壁が丁重にもてなしてくれます。

店内はカウンター席が7席、奥にテーブル席があったような無いような。
一体全体どこでライブをやっているのか?と不思議な感じになるスペーシング技術。

そんなこんなで着席すると、今日は店長さんがお休みで変わりに女性の店員さんが変わりを努めておりました。(しかし名前を失念してしまった。)

そんなこんなで早速ドリンクを注文。
気になる「大麻ビール」を頼んでみた。

果たしてこの「大麻ビール」が世間ではどういった扱いになるのかは知らないけれど、至って普通のおビアでした。結構キレが良くて美味しかったような気がします。

しばらくの間、お酒を片手にブルースの話やら、Sの話やらMの話や、口説き方講座など、なんか自然と話が盛り上がってくるナイスな距離感で、ブルース主体な事もあり結構今迄にない飲み方をできるかもしれません。

まぁ言ってしまえば「俺ブルースが聞けるバー行ってるんだぜ」的な。

ドリンクは全体的に阿佐ヶ谷価格で安く、450〜700円。ドアを開けるのはハードルが高いですが、1杯でも充分楽しめます。

ただ、まだ見ぬ客、店長、そしてライブ。これらがかなり強烈なインパクトを誇っていそうで、今日感じれたのは50%のChicagoかも知れません。

もう一度行って、店長とも是非話して見たいですね。
阿佐ヶ谷で「今日の最後」を締めくくる勢いで行くのが吉。人数は1〜2人が最も良いかと。

(ハヤト)

【店舗データ】
営業時間:PM 8:00~AM 5:00
住所:
東京都杉並区阿佐谷南3-37-5 紺野ビル2F

ウェブ
http://www.chicagoplanning.com/chicago.html


Shop Information


店名:

電話:

住所: 東京都杉並区阿佐谷南3-37-5 紺野ビル2F

営業時間:PM 8:00~AM 5:00

Web: http://www.chicagoplanning.com/chicago.html


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