我らが88カ所めぐりの、記念すべき第一カ所目です。2010年12月17日。とりあえず、知人のアリちゃんの店からスタート!
一番街を駅側から直進すると、なかほど右側にラブホがあります。一階にある阿佐谷カフェの角を右折したところも、結構濃い飲み屋街。右手に「ケクー」があり、その向かいがめざす「Cotton Wagon」です。左となりは阿佐谷一の謎の店といっていい「お茶漬け 竹本」。著名料理人が通うという、スーパーグルメの店だそうです。しかし私はまだ予約を取れません。右となりは「ドローバー」。
居抜きでスナックを借りたのか、怪しくも紅いチューリップ型のライトが三つ、ぶら下がっています。そのせいで店内は紅く染まっています。カウンターのみ、10席ほど。「阿佐谷美代子気分」チック、70年代な内装というか。
壁の棚にはずらりと酒瓶が並んでいますが、こだわりがあるわけではないらしい。喜界島にフォア・アンド・ローゼスてな具合。稀少な酒でない限り、頼めば買ってきてくれるらしい。そのままボトルキープ、というわけですな。
毎日三種くらい、つまみは作っているそうです。この日は豚生姜焼き、手羽元とダイコンの煮物とかでした。私は手羽元ダイコンとハイボールを頼み、900円なり。激安ですね。
パソコンで音楽を鳴らしています。ブルースとかロックとか。情けない話をする一見客も、アリちゃんはしっかり相手してくれます。なんだか、色っぽいねーさんです。片岡東洋の漫画に出てくる「ぐち聞き屋」みたいだな。
小生がアリちゃんと最初に会ったのは銀行前のおでんの屋台。かれこれ15年とかの知り合いです。私の記憶では、その後、いちょう小路の「シカゴ」にいつき、シカゴが新高円寺に出店した「Oil City」の雇われママとなります。しばらくして同店が店じまいして顔を見なくなったと思ったら、いちょう小路で「Cotton Wagon」のママとなっていたのでした。さらに同店が閉まると、「うさぎや」先の新「Oil City」に復帰。その間、蕎麦屋や和菓子屋、西川布団にもいたような・・・。それでこのたびめでたく、新「Cotton Wagon」を開店されたのでした。
開店19時、閉店朝5時。そして安い。阿佐谷を象徴するような店ですね。アリちゃんによれば、「シカゴチルドレンですから」。安くていつもやってる、どんなにだらしない酒飲みでも受け入れてくれる・・・「シカゴ」のブルース魂が大遺伝しています。
ミッドナイト阿佐谷の入門編には、最適の店と思います。電話は08050632218。アリちゃんの直電ではなく、お店用のケータイですので、そこんとこ誤解なきよう。
(センセイ)
2010年12月17日。ひょんな事からスタートした阿佐ヶ谷88箇所巡り。
「行きましょう!」っと言ったものの、実は阿佐ヶ谷で飲み歩くのはいつも一定のお店。
どこも知らないな〜っ考えていたところ、センセイのお知り合いが経営されている「Cotton Wagon」へ行こうとのお声が。
阿佐ヶ谷駅南口をでて、左手に行くと一番街に入り直進。阿佐ヶ谷住民御用達(?)のラブホテルを目印に行きます。ラブホテルの1階には「阿佐ヶ谷カフェ」(通称アサカフェ)と言う、これまた深夜迄やっているおすすめカフェバーが有ります。(ここはまた次回にでもレポートします。)
このカフェを右手に曲がり、進むとまたディープないい感じのお店が並んでいます。
そのならびに、「Cotton Wagon」が有ります。
店内に入ると、赤っぽいテイスト柔らかく、そしてゆる〜い雰囲気が漂います。お店を切り盛りしているのは、アリカワさんと言う女性の方で。センセイの知人らしい。何となくアリカワさんの雰囲気が店全体に出ているのか。それとも阿佐ヶ谷全体がそうなのか。とにかくいきなり馴染みやすいです。
一人で行ってもこの感覚は充分に味わえそうです。
手作りのおつまみ(おばんざいと言うのかな?)が3品程有り、この日はセンセイと共に手羽大根を食しました。やはりなんだろう。女性の手作りで、大根料理+お酒と言うのは最強です。
また、アリカワさんがとても良い感じの女性でして、油断すると虜になっちゃうのか!?
っというぐらい、笑顔というか、なんと言うか、雰囲気が良く、明るく向かえてくれました。
一人でも、温かく向かえてくれる、これが阿佐ヶ谷の「良き呑み処」なのかな。
地域に溶け込んで、THE街の呑み処と言うイメージには非常にぴったりなんじゃないでしょうか。
また飲みに行こっと。