阿佐ヶ谷どうでしょう。

阿佐ヶ谷のディープな飲み屋~88箇所を巡ります。

えいかつ


センセイのコメント

アリちゃんのコメント


 最近では大NHKにもアイデアがパクられている、「入りにくい店」、51件目。

 区役所と阿佐ヶ谷中学の間を東に入った裏辺りに、不思議な物件がある。
 白い納戸のような。
 ずっと前から気づいてはいたのだが、てっきり商店街の物置かと思っていた。
 しかしよく見ると、看板がかかっているではないか。
 「えいかつ」。
 まるで、小学生の秘密基地です。

 最近、中杉通り「ポポット」で隣り合った可愛いアリちゃんが、なんとこの「阿佐ヶ谷どうでしょう」を見ていると仰るので、さっそく誘って来てみました。

 連休中の夕方6時。すでに大変な盛況である。狭い店から人が溢れて、外に卓を置いて飲んでいる。
中を覗こうと首を突っ込むと、「いらっしゃい、いらっしゃい」と2人がわざわざ外に移動してまで席を空けてくれた。
大歓迎ですね。

 カウンターのみ、9席。隣と肩が触れ合う距離。
 店主は40代かな?「あべちゃん」と呼ばれている。

 しかし私らがアルコールを注文する前から質問攻めだ。
 隣のお姉様「あなたたち、どんな関係?怪しいね」
 私「恋愛関係です」
 お姉様「そう、親子かあ」
 私「いや、肉体関係も」
 お姉様「いいなあ、親子で飲めてねえ」

と、まったくヒトの話を聞いてくれない。

 私が「この店はいつ開いているかよく分からない」と言うと、

水曜日休み
日祝は3時から、10時まで
平日5時から、一時頃?

と、お客の全員が声を合わせて教えてくれる。

「待て待て~、店主の俺にも喋らせろよ、もう16年やってるよ~」とアベちゃん。
まったく、すごい賑わいだ。

お隣のお姉様と乾杯。「来て来て、はいりにくくないからね~」。
いや、十分に入りにくいです。楽しいけど。

「ぬかさんま」を注文すると、「これ、へしこみたいなやつで、北海道のでマイルドよ」とアベちゃん。
身がぽろぽろほぐれて旨い!!ビールや焼酎が進むわ。

 「あなた、金八先生の校長に似てるわねぇ」とお姉様。アリちゃんが調べると木場勝己という俳優さんらしい。共通の話題なんてなくても、いくらでも話しかけてくれる。
「3時から飲んでるからね~」。
すっかり出来上がっているはずだ。

 壁にはゴルフコンペの概要が書いてある。お隣はジムビームを飲んでるし、外見と違うな。
 いろいろ尋ねると、みなさん阿佐ヶ谷中学卒の先輩後輩だという。
同窓だから気心知れてるわけだ。「海舟」のご主人も先輩らしい。

「あちらは領収書の切れる店、女の子を連れて行ける店。当店はひとりで来る店」とアベちゃんもご機嫌である。

 アリちゃんと喋っているおじさんが「ちょうちょうさん」と呼ばれているので、どこの町長かと思ったら、「蝶々」マニアだという。確かに野球帽に蝶々があしらってあるし、草の葉を持っているのは餌らしい。
その向こう隣も同好の士である。アマチュア生物学者だ。

「えいかつ」は、肩抱き合って飲める、おばちゃんおじちゃんパラダイスなのであった。

(センセイ)



 はじめまして、アリです。
今回縁あって参加する運びとなりましたが
センセイを知らない頃から見ていたこちらに自ら書く日がくるとは…
不思議な感覚です。

 さて、1軒目に伺ったのは「えいかつ」さん。
阿佐ヶ谷には個性的な店が数多くありますが
こちらも入りにくいレベルはかなりお高め。
外観だけではどんなお店か全く予測がつきません。

 さらに店に着くと外までお客さんが溢れている…!
レベル急上昇です。

 ダメもとで聞いてみると、お客さんが総出で大移動開始!
ゲルマン民族…などと下らないことを連想しているうちに、店内には2人分のスペースが。
ありがたく着席すると、カウンター10席ほどの店内はお客さんの熱気にあふれています。

本日は15時~開店だそうで、みなさま既にご機嫌なご様子です。

 無事席におさまり、まずは瓶ビール。
お通しのマカロニサラダはソースがかかった濃厚な味でビールに良く合います。
店内には木札メニューが飾ってありますがそれはダミー。
ホワイトボードが本物です。

こんな情報もすべて、店主ではなくお客さんから。

 1聞くと皆さんが10教えてくれます。
17年営業されてるそうですが、長年愛され続けているのがひしひしと伝わってきます。

 ビールから菊正宗に切り替え、おつまみはこれまたお客さんおすすめの「ぬかさんま」。鯖のへしこは好きですが、さんまは初めてなので期待が高まります。



 隣のおじさまと歓談しているうちにぬかさんま到着。
ビジュアルが既に美味しい。
頂いてみると醤油なしでもしっかり旨味があります。
特にわたと一緒に頂くと苦みが絶妙にマッチします。やはり食べても美味しい。

 店名から揚げ物中心かと思ってましたが、魚が美味しいお店なんですね。

 ついついお酒が進み、お次はいいちこの水割りに。

 ここでセンセイの奥様もお見えになり、お目当ての馬刺しを注文します。
馬刺しを食べつつジビエ談義に花を咲かせていると、お刺身も到着。
聞けば店主が築地で買い付けているそうで、納得の美味しさ。

 お料理も美味しかったですが、なんといっても店の雰囲気が実に楽しい。
もはや途中から誰と来たのかわからなくなるほど、店内で会話が飛び交います。

 こういう雰囲気、大好きです。

 入りにくいという壁の先には、なんとも楽しい世界が広がっていました。

 ごちそうさまでした!!

(30代 お酒大好き女性)


Shop Information


店名:

電話: 03-3312-0900

住所: 東京都杉並区阿佐谷南1-17-25 103

Web:


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