ワタシはワインは好きなんですが、じゃあなんでも飲めるかというと、ちょっとためらう。
面倒なんですが、ワインを沢山飲むと、喘息が出るんです。何故なんですかね?
厳密には分からんが、なんかワインには胸にくぐっとくる成分があるような気がする。
というわけで、防腐剤(二酸化硫素)の表示のあるワインを避けるようになったのです。
でも、ワインは美味しいよね。ということで、最近はビオ(有機)ワインに走っているのです。
スターロード突き当たり手前の道を右折した「Igrek」はちょうどビオのワインを専門としていて、ワタシ的には格好の酒場だったんですがすでに閉店して数年。次のビオの店を探していたところでした。
で、34軒目。
一番街、ほぼ東の端、駅側から見て左手に「カタツムリ・バル」のローマ字書きの店が2011年末頃、登場。外見は立派、店内も煌々と灯りがついているんでシャイなワタシは敬遠していたんですが、Igrek時代に知り合った妖艶TOMOさんと飲むことになり、ここで落ち合うことにしました。
むむー。
黒帽にひげのさわやかそうな男子と金髪女子がカウンターの中に。黒い揃いの襟つきポロシャツです。
カウンターは7席くらいかな。あと、ふたり卓がふたつ。
やはり、照明が明るい。暗い場所に棲息するワタシとしてはまぶしいが、見渡すと頭上にボトルが置いてある。聞くと、グラスでも構わないというので、「たこのワイン PulpoAzul」をお願いしてみる。これ、ずいぶんとさっぱりしてますね。有機ワイン。
すべてのワインがそうというのじゃないだけど、ビオにいくつか選択肢がありました。
食べ物のおすすめは黒板にも書いてある。「アボガドのアリオリソースサラダ、ゴルゴンゾーラとナッツと蜂蜜のピッツァ、てごねハンバーグ」てな具合。
ワタシたちは、ハモンセラーノをお願いしてみます(750円)。何しろ、カウンターの目の前に立派な豚のふとももが鎮座しているのです。そこから男性が肉を厚切りにしてくれます。まあ、ハモンセラーノはナイフをうねうね波打たせると食感がいいんですが、男性、なかなかの手練れとみた。長方形にオリーブオイルがかかっています。
うーん。うんまいな。噛めば噛むほど味がある。ワインはやっぱりこれでしょう。パンがあれば十分かも。
そういえば、高円寺「ラス・メニナス」、閉店しちゃったね。スペイン・バルとして東京でも至高の店と思っていたんだが。内装といい、ジョンの料理といい、リーズナブルな料金といい。
この店は、中央線にてその後を狙って欲しい逸材です。カフェ風音楽がさわやか。
「だらしないかたつむりたちが集う居酒屋」というコンセプトで、終わり時間はとくに決まってなくて19時から~2時頃までだとか。
「トマトとバジルとモツアレラチーズの冷製パスタ」、そうめんみたい。食感が楽しい。次はムンド・デ・コンテロの赤で。これは穏やかでうまいな。
当店、スペインだけにこだわっているのではないそうですが、エスカルゴも時にはあるそうです。次回を期す。
TOMOさんが妖艶な笑みとともに店主とワイン談義をひとしきりした阿佐ヶ谷の夜なのであった。TOMOさん、「どんなワインが好きですか」と聞かれ、「〇〇とか××とか」と、生産者の名前を仰って、店主をのけぞらせていました。まあ、銘柄でなくてワイナリーの個人名を指名する人って・・。
ともあれワタシはここ、かなり好きたな。灯りをもう少し落とせば大人の世界になるかもね。
(注)
後日行ってみたら、なんだか照明が少し暗めの設定になっていた気がする。他のお客も明るすぎと感じていたんだろうか。ともあれますます楽しみです。
(センセイ)
はじめまして、杉並在住のTOMOです。
ここ最近、阿佐ヶ谷にも何軒かスペインバルのお店ができた。
南口にある一番街の一番奥にもスペインバルがあるとセンセイからの情報。
さっそく行ってきました。
カウンター中心の赤を基調にした明るい雰囲気のバル。奥にはテーブル席も。
ディープな雰囲気のバルではなく、女性も入りやすい雰囲気。
メニューを見るとグラスワインが豊富で赤、白合わせて10種類程あって、値段も400円から。高くても700円くらいまでとリーズナブル。
ボトルも2千円くらいからある。
今、人気のあるビオ(自然派)ワインも置いてあって、なかなか。
軽いものからしっかりしたものまで、色々なタイプのワインが網羅されているので楽しめる。
スペインワインはボトルのジャケットがカッコよかったり、キュートだったりするので
ジャケットで選んでも楽しいかもしれない。
この日はプルポ(スペイン語でタコの意味)の絵が書かれたワインを飲んでみた。
赤ワインはスペインワインの王道、テンプラリーニョ(ぶどう品種)のワインをオーダー。どちらも美味しい。
スペインワインは飲みやすく、かつ力強い味わいが魅力的。コストパフォーマンスもよいし。
おつまみは「ハモン・セラーノ(生ハム)」をオーダー。
若干小ぶりながら、その場で丁寧にカットされたハモン。もちろんスペインワインとの相性は◎。
常連さんによると、ピザがおすすめらしい。
(ん???ピザ?スペイン料理なの?ま、美味しくてお酒に合えばいいかな。)
パスタも色々あるらしく、何人かのお客さんからオーダーが出ていた。
美味しそうだったので、今度頼んでみよう。
お店の男性に聞くと、スペイン料理のみということにこだわってはいないそう。
もちろん、スペイン料理らしいものも色々あります。(ちなみにお店のスタッフのおすすめは「アヒージョ」)
また、普段あまり甘いお酒は飲まないものの、自家製サングリアを頼んでみた。
サングリアはそのお店の個性とセンスが出るところ。
ところが「今日は終わってしまったんですよー。」とのこと。う~ん、残念。
でもカウンターの端に仕込みが終わったばかりであろう、サングリアの入ったビンを見かけた。
仕込んでもすぐに出さずに、ちゃんと時間をかけて作っていることが見受けられて好感。
最初はお店の照明が少し明るすぎるかな、とも思ったけれど、男女問わずお客さんが明るい雰囲気で楽しんでいる姿を見てお一人さまであれ、友人同士であれ、男性はもちろんのこと、女性もごく気軽に入れるバルって貴重かもしれないと思ったのでした。
バルカフェという感じ。
阿佐ヶ谷にある何軒かのスペインバルをはしごしてお気に入りの一軒を見つけるのも楽しいかもしれない。
(学術機関勤務、TOMO)